大掃除の季節がやってきた。オーディオルームを掃除する前にオーディオ機器本体のお掃除から始める。私が掃除に使うのは以下の道具。
どれも写真用品で、レンズのクリーニングに使われるもの。従って素材はとても柔らかく、傷をつける事もない。まずはサランネットを取り外してお掃除。これは筆でネットの上から下までホコリを払う。Sonus faberのサランネットは弦楽器の弦をイメージしていて掃除には面倒だが、before and afterでは「黒さ」が違う。
次はスピーカー本体。サランネットがサランネットだけに、ホコリは容赦なくバッフル面やエンクロージャーに積もる。サランネットを外してバッフル面を見たらあまりにもホコリが積もってて驚いた。
順序としてはまずブロワーでホコリを吹き飛ばす。そしてスピーカーユニットは筆で慎重にホコリを払う。この時筆は寝かさず、毛先でちょんちょんと払うようにするのが大事だ。筆の腹でやるとツイーターを痛める恐れがある。筆はユニットのエッジ上に積もったホコリを払うのにも使う。そして最後にバッフルやエンクロージャーのホコリをレンズ拭きの布で拭き取る。この布は表面が細かい柔らかい毛に覆われているので傷を付けないしホコリをよく吸着する。ただ拭く時は手や指の圧力で拭くのではなく、あくまでも優しく布の表面でホコリを軽く払う感じで拭く。拭きながら何度も布に付いたホコリを吹き飛ばすようにしないと、吸着したホコリがサンドペーパーのようになってエンクロージャーを傷つける恐れがあるので注意(私はとても神経質なのだ)。15分くらいで作業は終わる。これが掃除した後のスピーカー。
これでお掃除は終わり。奇麗になったスピーカーからは見違えるような素晴らしい音がするようになった。と、言うのはもちろん冗談。皆さんもお試しあれ。